卒業生からのメッセージ

プロダクトデザイナー
山本はるみ さん

 私は三姉妹の末っ子で、両親は娘には女性らしくなってほしいとの考えで私学に入学させることを小さい頃から願っておりました。長女は松蔭ではなかったのですが次女と私は松蔭に入学することになりました。

 中学一年生になって初めての登校の時に、電車・バスの通学時間帯、特に三宮のバスの乗り場に人が溢れ(丁度団塊の世代と重なります)押しつぶされそうになりながら、ただただ姉に連れて行かれるままでした。

 でも学校は楽しく、見るもの教わるものが新鮮な毎日でした、物作り・お菓子作りが好きでなぜか試験が近づくと無償にお菓子を作りたくなったものです(先生方に叱られそうですが)。今は姉2人がしている住吉の【笑龍シャウロン】という店で販売しているクッキーを作っております。これは4年前に大切な友達のYさんから「卒業生にプレゼントするクッキーを作って…」と言われて出来た【松蔭生のクッキー】を、クリスマスや卒業の時、同窓会の集まりの時にも、先生や後輩の方々からオーダーを受けて作らせていただいています。また〈千と勢会〉からも中学の卒業生のハンカチを作らせていただいております。

 今から思えば中学・高校の6年間、先生方や友達(36年の)にも巡り会う事が出来、また卒業した今でもお菓子教室に行けば先生が松蔭生だったことが分かり、人の繋がりをとても大切に感謝し、これが松蔭の良いところだと思っております。松蔭に入学させてもらった両親にも感謝の気持ちでいっぱいです。
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