2004年度 思い出の絵本作り

私達は創ることを思い出にしようと思い、リレー小説の形式をとって、三人で一つの物語を作り、絵本にしました。

一人で作るのとは違って、三人で作るのは初めての事で容易なことではありませんでしたが、他のメンバーが何を書きたいと思っているのかを模索しながらの作業はやりがいがあったし、楽しかったです。

挿絵や設定、前記や後記を織り交ぜて、その時自分が感じた事や何故それを書こうと思ったのかを書いてみたり、一人一人が一ページずつリレー小説で出来た文章の添削や挿絵などを担当して、読み手に 『見せたい』 と思う場面を考えたり、自分が思ったように表現するのは大変でしたが、自分が読み手に何を感じ取って欲しいのかを考える事や『何かを作る』事の大切さも分かったような気がします。

私はこのプログラムを通して、『読み手』 としてではなく 『書き手』 として何を伝えたいのか、またその為にはどうやって表現したら伝わるのかを考えるという事を体験できたと思います。
このプログラムで得たものを忘れずに、これからもメ人に夢を与えられるようなモものを目指して、何かを作っていけたらと思います。(金谷 愛)