2005年度 街の市民花壇を作ってエコボランティア

このプログラムに参加するまで、全然土いじりをしたことがなかったのでちゃんと出来るかなぁと少し不安でしたが、実際やってみたら土いじりが楽しくなってきて完成までが本当にあっという間でした★出来上がった花壇をみて、まず「可愛い!」と感動、次に「これを自分達でデザインから一生懸命考えて、そして力をあわせて作ったんだ」としみじみまた感動(笑)そしてこれから季節が過ぎていって、このお花がどんどん育って綺麗に咲いていくんだろぅなと思うと、その光景がすごく楽しみです。春になったらぜひとも色鮮やかなオリジナル松蔭花壇を見に行きたいと思いました♪
市民の方に少しでも役立つのなら、うれしいです。(定井江梨)

これは、わたしたちのアイデアや力を結集して、市民花壇を飾ろう!と言うエコボランティアでした。 写真をクリックしてその過程をご覧下さい。


1日目 2日目



エコレクチャーと、その後、花壇のテーマ決め・デザイン画作成

まず1日目は、学校で、神戸市のグリーンアドバイザーの方にも来て頂いて、環境について学びました。
私たちが飾ることになった市民花壇は、ポートアイランドのM‘sガーデン内にあると言うことで、花壇の大きさは4M×3M。その中に、隣接する二つの花壇のデザインと植え付けです。

チームに分かれて、テーマを考えて、デザインを考えました!

その後、どういうテーマで、どういう思いで、どういう花壇を作りたいか。それを二つのチームに分かれて、みんなで時間をかけて話し合いました。そして、実際にデザイン画を描いていきました。


チームに分かれて、テーマを考えて、デザインを考えました!

その後、どういうテーマで、どういう思いで、どういう花壇を作りたいか。それを二つのチームに分かれて、みんなで時間をかけて話し合いました。そして、実際にデザイン画を描いていきました。

Aチームは、「未来へ」をテーマに、校章をかたどったデザインを考えました。どうですか。SMSを型取ったんですが、分かりますか。やっぱり私たち松蔭のことを愛してるし、あまり小さなデザインより大きめの方がいいとアドバイスもしてもらったので。それに、「未来へ」は病院コンサートでも歌う歌のタイトルだし。

Bチームは、「愛・優しさ・思いやり」をテーマに、ハートにリボンをかけたデザインを提案しました。 リボンは「人の心を包む」ことを意味して考えました。それに、このプログラムの中にもピンクリボンプロジェクトに参加している人がいて、ここにもピンクのリボンを考えました。青と白は松蔭の夏と冬の制服をイメージしているんですが。ちなみに、色に関してどの花を使えばいいかは、グリーンアドバイザーの方から頂いたプリントに書いてあったので、それを見て、植え付けの花まで考えました。

自分たちのデザインをプレゼン!
1時間ほど知恵を絞って自信のデザイン画を作成した後、いよいよプレゼンの時間が来ました。
共に自分たちのアイデアを何とか説得するように、前に出てしっかり考えを述べていきました。 写真オリエンテーション3 多数決は避けようと言うことで、時間がある限り話しているうちに、何人かが統合案のような形で、ハートの中に校章を入れ、リボンをそえるというデザインを提案していってくれました。

そして、
ついに、
こんなすてきなデザイン画が出来上がりました。







生徒感想
市民花壇のチャレプロもずっと楽しみにしていたプログラムの一つでした。最初、花壇のデザインを決める時、二つのグループの花壇のデザインが全く違っていて、ちゃんとまとまるのかなぁと不安になりました。しかし、また意見を出し合って、二つのグループのデザインを合わせて、最終的には松蔭のミッションスクールのマークに、リボンをあしらったとても可愛いデザインのものになりました。(中泉明子)



植え付け作業

2月2日
2日目は朝から、ポートアイランド市民広場駅に集合しました。
デザイン決めの時に学校まで来てアドバイスして頂いた神戸市グリーンアドバイザーの門上様、神田様の他に、M'sガーデン倶楽部の皆様も来てくれていました。市民花壇って、こういう多くのボランティアの方々に支えられているんですね。

植え付けの型取り
私たちが植え付けをする花壇は、駅から南へ数分の所にありました。
さっそく、植え付けの型取りです。私たちのデザイン画を元に、用意された設計図は2枚 まず、色に合った花の種類と、それぞれの花のポット数が書き込まれた設計図。例えば、
松蔭のマークSの部分の赤色は、ガーデンシクラメン(40ポット)で、ハートの縁取りの黄色は、パンジー50ポットで、リボンは、薄緑のゼラニューム70ポットで、松蔭の夏服をイメージしたハートの中の白色はスイートアリッサム160ポットという風に。全部で480ポット!

もう一つの設計図は、実際の花壇の大きさを考えた上で、細かく寸法を書いたもの。
小石や小枝や根を取り除き、表面の土を耕し平らにしました。
その後、寸法を書いた図面を元に、メジャーなどで花苗の種類ごとに花壇に形を描いていきました。

植え付け
そこまできて、いよいよ植え付けの時が来ました。


まず、花苗の名前や数を確認し、設計図通りの予定地に、苗の間隔を調整しながら均等に、ポットのまま並べていきました。
均等に並べたら、ポットから花苗を取り出していきました。根がびっしり回っている場合は、底の根を少し切り取って新しい根が出やすいようにしました。


そして、最後は水やりです。花をぬらすと花が腐りやすくなるし、水圧が強すぎると苗が折れることもあるんだって。じょうろの口を上に向けるか根元にかけることを教わりました。

この日は、ちょうど、神戸空港まで電車が運転を始めた日でした。
2月12日には市民マラソンがあって、この花壇の真横を走ると聞きました。その沿道を飾れたなんて光栄です。
それと、市民のために、街の花壇を世話されているボランティアの方が多いことにも気付きました。
卒業しても、ボランティアで花壇の手入れに来ますとボランティアの方にみんなで言いました。そして、いつかまた、どこかの花壇の手入れをしてみたいです。



生徒感想
前回集まったときに決めた花壇のデザインを、今日みんなで実際に作って本当に楽しかったです。初めはちゃんとデザイン通りに出来るのかなぁと心配していましたが、色々な方の協力で見事完成することができました。みんなで一緒に一つのものをつくり上げていく楽しさを改めて感じることもできました。卒業してもこのような形でみんなで作った思い出が残せるのは、すごくいいなぁと思います。みんなでまた見に行こうねって約束もしました(^-^)(篠原梨栄)

絵に書くととても可愛いデザインだったけれど、実際花を植えるとなると、絵でデザインしたとおり植え付けられるかとか、ハートやSの文字がちゃんとわかるだろうかとか心配なこともありました。でも実際植えてみると絵でデザインした通りの出来映えで、色とりどりの、とても可愛い花壇が出来上がりました。(中泉明子)

松蔭の花壇が出来て嬉しくて、まだ花が咲いていないのに、ついついカメラで写真を撮ってしまったり花壇のデザインから植え付けまでを全て自分達で協力して作り上げることが出来て、本当に嬉しく思いました。
そして私達をワークショップから植え付けまで全てサポートして下さった神戸市グリーンアドバイザーの門上様、神田様、そして、植え付けをお手伝いして下さったM'sガーデンの皆様に深く感謝しています。来年からも、私達が作り上げた松蔭の花壇が、後輩の手によって一層可愛らしく、素晴らしいものになることを楽しみにしています。(中泉明子)