2004年度 ラストダンスをシェラトンで

私は、このラストダンスを通じて・・1つの大きな目標を、仲間と共に達成する事の難しさを知りました。また、それ以上に、「達成した後の一体感や感動は、本当に大きいんだ!!」と気づく事となりました。



1月21日、1回目のレッスンが始まりました!初めてのメンバー顔合せ・・これから、このメンバーでレッスンしていくのだ!と思うと、みんな少し緊張した様子でした。この日、振り付け指導☆担当の宮崎先生から、曲紹介や今後の練習内容の説明がありました。

曲は、U2の「VERTIGO」・・CMでよく流れていた曲だったので、すぐに馴染む事が出来ました。ステップを少し練習した所で、レッスン終了☆あっとゆう間に時間はたってしまいました。

2回目のレッスンからは、いよいよ音楽に合わせて踊っていきました。1つ1つの動きは出来るけれど、音楽に合わせると上手くいかない・・と、言う子が続出!!(笑)・・

それもそのはず!!今回のダンスは、少し変わったステップが多く、にわとり歩きやムーンウォーク・・などなど。普段、使わない関節の動きで、みんな悪戦苦闘!!!しかし、宮崎先生の細かい注意は続きます。

少し形になってくると、今度はグループごとに分かれて、お互いをチェックしながら踊っていきました。友達の踊っている姿を見ながら、「あぁ!こうゆう風にすれば、上手くいくんだなぁ」とか、「もう少し、大きく動いた方が綺麗に見えるなぁ」と・・気づくことばかり!

始めは、「こんな動き絶対に無理だよー。」と言っていた子も、「この動きでどうかなぁ?・・あっ!出来たよー。見て見て!!」と、鏡の前で大喜び☆みんな鏡とにらめっこしながら、自分の動きをチェックしていき・・動きをマスターした子が、今度は出来ない子にアドバイスしながら、ゆっくりと全員が動きをマスターしていきました。

2月に入ると、ただ音楽に合わせて踊るだけでなく・・全員の動きを合わせる練習へと変わっていきました。

しかし、それぞれが自分の踊りを踊るのに必死で、周りの状況を確認しながら踊る事は、本当に大変でした。何度も合わせてみるものの上手くいかず、そのたびに投げ出したくなりました。そんな時、いつも周りの友達が、「よしっ!!もう1回、合わせてみよう!」と明るい笑顔で声をかけると、自然と力が湧いてきて、みんながもう1度やりなおそうという気持ちを持つ事が出来ました。

2月18日の本番まで、あともう少し・・期待と不安を感じながら、仕上げの段階に入っていきました。衣装は、全身黒に白ソックス・白手袋!!これが衣装??と初めは疑っていたけれど、実際に着て踊ってみると、なかなか綺麗で・・みんな感動ッ(笑) 衣装を着て踊ると、不思議と気持ちが引き締まり、最後の仕上げを踊りきることが出来ました。

そして、いよいよ本番当日!!!私たちの晴れ舞台は、六甲アイランドにある神戸シェラトンホテル☆でした。少し早めに集合して、最後の確認練習・・私は、この瞬間に今日までの練習を振り返っていました。

・・「11回というレッスンの中で、みんなが1つの同じ目標に向かって、今日まで頑張ってきた。ステップが難しかったり、全員のタイミングが合わなかったりと・・何度もくじけそうになったけれど、今こうして最後まで頑張ってこれたのは、ここにいる仲間がいつも一緒にいてくれたからなんだ!!」・・と。

最後の確認練習が終わり、本番直前・・みんなが円陣を組んだ所で宮崎先生から気合いの一言!「みんなで完全燃焼してこよう!」この時、メンバー全員が改めて1つになったという感覚を、私は体で感じる事が出来ました。

会場には、すでにお客さんがたくさんいて、私たちの登場を楽しみに待っている様子でした。私たちが登場すると、少し変わった衣装に、お客さんは大爆笑!!会場は踊り始める前から、とても盛り上がっていました。音楽が鳴り始め、みんなが一斉に踊り始めました。お客さんの手拍子に合わせながら、気づけばあっとゆう間に最後のポーズへ。

終わった瞬間、会場一杯には大歓声と拍手がおこっていました!!!踊りきった後の、あの大歓声・・そして達成感と一体感を、私は今も忘れる事が出来ません!

ラストダンスのメンバー、そして宮崎先生・・本当にありがとうございました!!!(藤本 菜那)