2004年度 あなたも映画監督

映画作りはとってもおもしろかったです。
まず、岡本さんと二人で、イメージの絵とストーリーを、一生懸命書きました。  

私たちが、それぞれ考えて書いたストーリーの絵をああでもない、こうでもないと騒いでいたので近くにいた他の女子高生が私たちのことをオタク扱いの目で見ていたくらいです。(笑)

おおざっぱですがあらすじを言うと、突然T先生が人形に変わるけど、みんな気づかなかったというT先生の夢の話です。




細かいプランは、12月からお正月にかけて練り、実際の撮影は一月の登校日、土曜日などに行いました。
教室のシーンでは、友達や他のクラスの人が出演してくれました。おかげで、普段と全く変わらない、自然なシーンをとることができました。
編集は、ケイト先生のマックの映画ソフトを使わせていただきました

私は、入試のため2週間ほど行けなかったのですが、その間に岡本さんが完璧に編集をしてくれました。エンディングで使った曲は、Hoobustankの "The Reason"という曲です。

たとえ、人形に変わってしまった人がいても、そんな大きな違いにも、みんな自分のことで精いっぱいで気づかないと言うこの映画のストーリーを通して、私たちが伝えたかったことは、普段どれだけ、人は他人のことに気づくことができていないか、ということです。
この映画作りを通して、わかったことは、たった5分、されど5分の映像を作るのにどれだけの時間、そして人が必要かということです。物作りというか、何かを作り上げることがどれだけ大変で、出来上がったものにはどれだけ、作った人達の努力や思いがこもっているか。こういうことにも気づきました。

C組の佐藤さんも、私たちをとても助けてくださいました!3人で怖がりながら、爆笑しながら運んだ、T先生人形。この映画を通して、高3最後のとてもいい思い出ができました。こんな機会を作ってくださった先生方をはじめ多くの皆さん、本当にありがとうございました!おかげで、この映画は私たちにとって一生保存版となりました。(垣内 裕美子)