2006年度 グリーンエコプロジェクト〜グリーンエコキャラバン隊

FM特別番組出演

自然や社会に目を向け、その中で見つけた課題の改善に向けて自分達の力を合わせて、自分達の思いを伝え、積極的に社会や人々の心を動かしていこう。…
これは松蔭高校チャレンジプログラムの趣旨の一つだし、グリーンエコプロジェクトも、その趣旨を踏まえて、企業・店舗のみならず、NPO・放送局・その道のプロの方等々、今までの日本の学校では無かった規模で、社会と連携して、社会の中で、自分達の思いを伝えていった。
中でも、放送局との連携は、自分達の環境への思いをより広く伝えるには欠かせなかった。

今回、グリーンエコプロジェクトの活動に賛同し、連携をしてくれたのはKiss−FM KOBE。(関西一円、1300万人のカバレッジ人口を持っている、エリアNO.1のFMラジオ局。F1・M1層で約60%のシェアを持ち、OL層の(有職主婦含む)69.5%・専業主婦の80%・学生の82・2%を獲得している)

具体的には、こんな風に協力してくれることになった。
1. 生徒とDJがトークする形で、グリーンエコの活動の紹介を始め、社会の人に向けて環境啓発をしていく特別番組(グリーンエコウィーク)を、連続4日間組んでもらう。
2. 生徒達が考えた環境メッセージCMを期間中流してもらう。(計30回)


事前打ち合わせ

と言っても、放送収録までの道のりは長かった。まず校内の企画会議で、自分達が伝えたいこと等、要望を話し合って事前に放送局に伝えた。その後、キッスFMでも企画会議が行われ、1月29日、キャラバン隊全員で、メリケン埠頭にあるKiss−FM KOBEまで、最終打ち合わせに行った。
最終打ち合わせでは、まず、放送局ならではの、展示やポスターを見ながら、スタジオに移動。ガラスの向こうからDJのトークとサウンドが大音量で流れてきて、とても刺激的な空間だった。会議室に戻る途中には人気DJターザン山下さんと出会って、励ましてくれたりもした。


そして、会議室に戻った後、放送局の方と、放送収録に向けて特別番組の詳細内容(プログラム)を詰めることが出来た。その後、今回の特別放送を担当してくれる平野智一様も来られた。番組終了直後で疲れておられたが、一生懸命、笑顔で、いろいろ話してくれた。


本番収録

そして、2月6日、事前収録の日が来た。集合は、放送局があるメリケン埠頭にある真っ赤なポートタワーの下。寒空の中、全員が、時間よりも早く、次々に集合した。

収録は、まずはメッセージCM、次に4日分の収録と続いた。その都度、担当の生徒がスタジオの中に入っていく。みんな、仲間の健闘をガラスの向こうに見守りながら、自分の出番を待っていた。
スタジオは狭かった。みんな、緊張していた。でも、今まで研究・リサーチをして見つけた課題や、心に起きた変化を自分の言葉で少しでも多くの人達に伝えるんだという思いで、非常に熱い空気が張りつめていた。チームが交替する度に、チーフディレクターの方も、DJの平野様も、とても優しく親切に、うまく緊張を解きほぐしてくれた。駄目出しもほとんどでなかった。むしろその都度ほめてもらった。

まずは収録の様子を開くまでしばらく時間がかかりますが、ぜひ動画でご覧ください。


メッセージCM収録 オープニングで使う「元気ぃ?もりもり」の収録
1日目の冒頭部分 4日目の振り返り部分

それにしても、みんな、ビラ配りや吉野への合宿等、これまでの活動を通して感じたことや気付いたことを踏まえて、本当に一生懸命思いを伝えることができた。
地球のあちこちで起きている環境破壊の信じられないような実態をエコクイズ等で伝えたり、ハチドリの伝説を朗読して、まずは身近な一歩からエコへのアクションをしましょうと呼びかけた。間伐の大切さを伝えたり、アドバシの説明をしたりした。
そして、社会の人達に多くのメッセージを伝えることで、社会の人達に少しでもエコへの関心を持ってもらうことができた。もちろん、2月25日に行われるエコイベントに来てもらうよう呼びかけもした。 以下に、番組内で話したことを抜粋したい。
「私たちは一人一人のちょっとした意識が、未来の大切な地球を救うのに必要だと思っています。みなさんもまずは、身近なところから環境に対する意識を高めて行動していってほしいです。お願いします。」(古川美沙)
「少しの距離なら車やバスを使わずに歩いてみるとか、電気を付ける時間を少なくするとか、ホントに些細なことでも、みなさんの身近にはたくさんのエコが潜んでいるので、ぜひエコを実践してください。」(引地紗恵子)
そして、無事収録も終了。

外に出たら、もう真っ暗だったけど、放送局のあるメリケン埠頭の対岸の波止場にあるハーバーランドのモザイクは、夕食時とあって、キラキラ輝いていた。あの街でアドバシ7万膳を配布する。そして、最後にはイベントをする。キャラバン活動はまだこれから。ただ、自分達の環境への思いを広く発信できるのも、Kiss-FM KOBEさんや、協賛企業の方々の協力があればこそ。社会全体でこの街から環境保全活動を実践していけることに感謝しつつ、皆で帰路についた。

「Kiss FMでのラジオ収録は、とても緊張しましたが、公共の電波を使って、たくさんの人に環境について伝えることが出来て、本当に良かったです。Kiss FMのみなさんは、私達にとても協力して下さって、ビラ配りを一緒にして下さったり、イベントに来て下さったりして、本当に感謝しています。ありがとうございました。」(鈴置和音)


特別放送企画書(プログラム内容)

▼ 特別放送(グリーンエコウイーク)最終企画書
(コンセプト)
リスナーに、よりエコについて知ってもらい、エコへの興味を誘い、身近なエコ活動を呼びかける。

(内容)
(1)環境保全をテーマにした期間限定コーナー番組。
(2)松蔭高校の生徒によるメッセージCM。

(1) 環境保全をテーマにした期間限定10分コーナー番組
(日時) 2月19日(月)〜2月22日(木) 12時台
(形式) 毎日2人の生徒が出演し、DJ平野智一さんとTALKする形で進行
オープニングに、毎日「元気、もりもり!」を流す。
(内容)
2月19日(月):エコへの呼びかけ・活動紹介 サンフラプッチ
ア) ハチドリの伝説朗読
イ) この活動のコンセプト(思いや目的)→まずはエコへの関心を誘う。
ウ) 森の大切さ・荒廃
エ) 吉野合宿の様子
オ) 間伐について
カ) アドバシについて
キ) 活動内容

2月20日(火):エコクイズ ECOる福娘
エコをより分かりやすく、リスナーの頭に残るように、遊び感覚でクイズを出題。
松蔭生が考えてきた問題に、エコに詳しくないDJ平野さんがこたえて間違ったことを元に話。

2月21日(水):DJ平野さんのエコ活動 緑部
2月3日(土)10:00 ̄のビラ配布に参加した平野さんが、参加してみて分かったことや、体験談をTALK。
*当日番組出演しない生徒の声を集めてフラッシュ形式でO.A.したり…

2月22日(木):イベント グリーンウーメン
2月25日のイベントに関して、その詳細内容をTALK&PR
&最終日で自分達の活動から感じたことをTALK

(2) メッセージCM
タイプA
高校生全員 神戸松蔭高校グリーンエコキャラバン隊です。
生徒(1) 使ってない部屋の電気は消そう。
生徒(2) 暖房の温度を一度下げよう。
生徒(3) アイドリングストップを心掛けよう。
生徒(4) 家電製品は主電源から切りましょう。
生徒(5) みんなで守ろう。みんなの地球。
MC(女性) 高砂・木村は、
Kiss-FM KOBE グリーンエコウイークに協賛しています。
タイプB
高校生全員 神戸松蔭高校グリーンエコキャラバン隊です。
効果音 蛇口から水が流れる音 トイレの水の音
生徒(6) あなたは水を流しすぎていませんか?
生徒(7) 節水を心がけましょう。
生徒(8) あなたの気持ちしだいで地球は変わります。
生徒(9) みんなで守ろう。みんなの地球。
MC(女性) 神鋼環境ソリューションは、
Kiss-FM KOBE グリーンエコウイークに協賛しています。


特別放送ON AIR!※試聴出来ます

そして、2月25日の百貨店での最終エコイベントを前に、キャラバン隊のアドバシ7万膳が神戸の街に配布された2月19日(月)〜2月22日(木)、
ラジオからは、生徒達の環境への思いが、街中にON AIRされた!


FM特別番組(MP3)

そして、「松蔭の生徒さんが頑張ってるから勉強になります。」とか、自分もこんな小さなエコをやっていますとか、日を追うごとに、放送局へのリスナーからのメッセージも増えていった。その都度、自分達の思いが伝わったことを感じてうれしかった。
なお、この放送は、昼休みに、全校放送でも流した。

KissFM KOBE番組ブログでも紹介

そして、2月25日の百貨店での最終エコイベントを前に、キャラバン隊のアドバシ7万膳が神戸の街に配布された2月19日(月)〜2月22日(木)、ラジオからは、生徒達の環境への思いが、街中にON AIRされた!
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アドバシ配布(その時、街がグリーンエコに染まった)

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