2005年度 ピンクリボン(乳ガン早期発見)運動で命を救おう!
〜ピンクリボンキャラバン隊


涙の最終報告会

涙のピンクリボン宣言

とうとう、12月から合計60時間以上に及ぶ活動も終わる時が時が来ました……
厚生労働省からの回答書(回答書をご覧になるには、Adobe Readerが必要です。)が読み上げられた後、ピンクリボンキャラバン隊が全員、講堂の演壇に立ち、この長期間にわたるプロジェクトで気付いたことと、それを糧にこれからどう生きていくかを全員で宣言していきました。名付けて『チャレプロピンクリボン宣言』!

どうしてあんなに涙が出てくるのか分かりませんでした。でも、後で考えると、こんなことに気付きました。それは、達成感の涙……


『このチャレプロをする前とやり終えた後の今の私では、大きく変わったところがあります。それは自分自身に大きな自信がついたということです。さまざまな体験を通し、うまくいってうれしかったことだけでなく、挫折したこと、悩んだこと、その全てが私の大きな自信になりました。そして最後には必ずやりきったという達成感と、達成感による喜びの涙がついてくるものだということを知りました。(TAMAチーム 中泉明子)』

そうです。うまくいかないこともありました。投げ出しそうになったことだってありました。その都度、みんなで励まし合ってきました。でも、少しでも社会を変えることが出来た……そのことを実感した時に、涙があふれて止まりませんでした。

『…せっかく生徒さんたちにコメントする時間をいただいたのに、恥ずかしながら、あまりうまくいきませんでした!
それというのも、ほぼ完璧に準備してきた姿をみて感動した気持ちを伝えようと思ったら……あのようになってしまいました。
今回の生徒さんたちのあのあふれる涙は、誰かの話を聞いて泣く、悲しい気持ちになって泣く、というものではなく、「頑張り続けた自分たちを誇りに思い泣く」、「やりきった感動で泣く」、というもので、まさしく、疑似体験ではなく達成感の実体験だったと思います。
こういった経験の積み重ねが、自分のキャリアパスを歩むことだと思います。
それは新しいことにチャレンジしていく中での気づき、失敗と試行錯誤の連続の中で育まれていったと思います。 (キャリアリンク 水田淳子様から)』

Movie
ピンクリボン宣言
ピンクリボン宣言を読み上げている様子を動画でぜひご覧下さい。

涙のピンクリボン宣言(全文)
これからも女性として 社会に貢献します

私たちはこの3ヶ月間、
50時間の活動を通して、
こんなことに気付きました。


人に何かを伝えるには、まず自分がしっかり理解することの大切さに気付きました。

まだまだ知らないことがたくさんあることに気付きました。

様々の人の立場に立って考えたり、話し合うことの大切さに気付きました。

考えたことを行動に移すことのすばらしさに気付きました。

自分たちの力で社会を変えていくことのすばらしさに気付きました。
そして、この活動を生かして、これからこういう風に生きていきます。

そして、この活動を生かして、これからこういう風に生きていきます。
ピンクリボンをこれからも続けて、悲しむ女性が減ることに貢献します。

これからも、女性として社会に貢献します。

この活動を通して気付いたことを糧(かて)として、社会のあちこちに気付きの種蒔きをしていきます。

『君たちの最後の晴れ舞台、みんな涙を流して、うつむいて、それでも、「せ〜の〜」と言いながら、必死で「イチ」とかいいながら宣言文を読み上げていく姿を見ていて、本当に胸が詰まってしまった。
君たちはこの3ヶ月本当によく頑張ってきた。ビラ配りの時は本当に寒かった。そんな中、最初は受け取ってもらうこともできず、それでも、みんな頑張って、署名まで求めていった。すごく勇気がいる行動だって思ったけど、よくできたと感心した。コープ青谷では、本当に来てくれた人が少なくて、それでも、みんなで、一生懸命説明していた。トイレットペーパーが480もあって、それを一つ一つ配備していくのは大変だったに違いないけど、君たちは黙々と配備していった。辻議員に会うために、日曜の朝から集合し、暗い廊下で打ち合わせを繰り返した。
君たちが泣きながらピンクリボン宣言を読んでいく間、そんなシーンが次から次に浮かんでは消えた。たとえ、誰も見てくれていなくても、たとえ、どんなに困難に道を遮られそうになっても、目標をしっかり持って、そこに向かって勇気を振り絞って行動していけば、かならず、結果が出る。その結果は、他人の目や、その大小で計れるものではなく、君たちの目標に向かっての心の熱さと、行動でこそ計られるものだ。
目標を持とう!そこに向かっては、どんな困難があろうと頑張って前に踏み出そう!そして目標を達成しよう!
このことをなし遂げた君たちはすごいと思う。もうすぐ卒業し、やがてすぐにまた大学短大も卒業し、最後は社会に出て行く。その時に、この3ヶ月に行ったことを思い出して、自信と勇気を持って、力強く生きていってほしい。君たちには、絶対、そう言う力が芽生えたと思っているから。 (担当教師から)』

お客様が帰った後も、解散したくなくて、私たちはピアノを囲んで、いつまでも涙を流しました。
そして、卒業式では、校長先生がみんなの前で、私たちのこの最終報告会でのことを紹介し、賞賛してくれました。それを聞いてまた涙。

今ではピンクリボンキャラバン隊の一員として活動出来たことが嬉しく、とても誇らしいです。
…そして活動し終わった最後のあの達成感と感動を、後輩達にも是非味わってもらいたいと思います。


最後に、私たちの感想をお読み下さい。

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